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2019.09.12 Thu 島津亜矢に歌わせたい歌を作詞作曲・プロデュースできる音楽的冒険の担い手に今こそ楽曲提供を

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 9月7日のNHK総合「うたコン」はこの番組が始まった2016年からの総集編を放送しました。この番組の前に放送されている「サラメシ」とのコラボで、氷川きよし、井上芳雄、島津亜矢、西城秀樹、ジェジュン、山内恵介、柏木由紀、細川たかしなど、それぞれの「サラメシ」を紹介しながら今までに歌唱した数曲をコンパクトにまとめて放送しました。
 島津亜矢は「YHA YHA YHA」、「明日にかける橋」、「愛燦燦」、「Everything」が取り上げられました。「YHA YHA YHA」は井上芳雄、「愛燦燦」は映像による美空ひばり、「Everything」はBeverlyとのコラボでした。
「うたコン」は前身番組の「歌謡コンサート」と「MUSIC JAPAN」を融合させ、演歌・歌謡曲からJポップまで幅広いジャンルの音楽を放送し、日本の音楽シーンの中心となる番組を目指して始まりました。
 開始当初は今まで一緒に放送されることがなかった演歌・歌謡曲とJポップを同時に放送することに、いままでの「歌謡コンサート」のターゲットだった視聴者を中心に不評を買うことが多くありましたが、最近はようやく定着し、番組の意図通りに「音楽シーンのメインストリームを形成しつつあります。
 Jポップをけん引するテレビ朝日の「ミュージックステーション」の放送時間が9時からとなり、ポップス界も変化しつつある中で、「うたコン」は今後Jポップスのアーティストにとっても貴重な番組になっていくことでしょう。
 以前に書きましたが7月9日の「うたコン」ではマキタスポーツをゲストに呼び、演歌のベテラン歌手や超人気歌手がひな壇に居並ぶ中、マキタスポーツが2015年の紅白に14年ぶりに出場した島津亜矢の「帰らんちゃよか」を聴き、「歌怪獣」と名づけたことや、島津亜矢が歌怪獣なのではなく、島津亜矢によって「歌が怪獣化する」と大絶賛、番組はそのオマージュに合わせて「紅白」を中心に特集を組みました。
 「うたコン」の前身番組だった「歌謡コンサート」では考えられなかったことが次々と実現し、一ファンとしては少し怖いような気もしますが、「うたコン」になってからの島津亜矢はまるで水を得た魚のように伸び伸びとしていて、歌もトークも自信にあふれ、また周りの雰囲気も様変わりとなりました。
 特に今年に入ってからのこの番組における活躍は目覚ましく、「歌怪獣」という称号とともにクイーンまでも歌わせるエッジの利いた冒険を島津亜矢に課す番組スタッフとの超蜜月がうかがわれ、まさに絶好調と言ってもいいのではないでしょうか。
 その流れの中で、今回の総集編での立ち位置が与えられたのだと思います。
 番組は氷川きよしから始まり、井上芳雄につないだあとの3番目に取り上げられました。
 最近のこの番組の特徴は、ジャンルを越えた思いがけない歌を思いがけない組み合わせで挑戦してもらうコラボにあり、番組制作チームにとって島津亜矢はとても刺激的な存在なのでしょう。
 それでも、この番組が始まった2016年の段階ではわたしの記憶ではコラボはほとんどなく、11月に放送された番組で島津亜矢と秦基博が「蘇州夜曲」をコラボしたのがはじめてに近いと思います。この時は実は残念な結果になってしまいました。
 というのも秦基博にとって演歌歌手とのコラボはおそらく初めての経験で、しかも選曲もあまりなじみのないと思われる「蘇州夜曲」だったこともあり、極度に緊張していました。一方、島津亜矢はすでにこの歌を自分の歌にしていて、ほとんどからみのないまま、ぎこちないものになってしまったのです。秦基博はこの時、「どらえもん」の主題歌になった「ひまわりの約束」がヒットしていましたので、この歌を島津亜矢が秦基博に合わせて歌えばよかったのにと、今でも残念に思っています。
 ともあれ、そんなぎくしゃくした構成も3年半の間に想像以上にこなれてきて、今ではソロで歌うよりもコラボの方に出演者はもとより、視聴者も興味と期待を持つようになってきています。番組が始まった当初はそれが悪しきバラエティー化に流れてしまうこともありましたが、総集編で振り返ってみると今ではソロで歌うよりもグレードの高いものになっています。
 島津亜矢の場合、総集編で取り上げられたもの以外に、先ほど挙げたクイーン特集や、布施明、デーモン小暮とコラボした「君は薔薇より美しい」など、素晴らしいパフォーマンスでした。その魅力はベテランの男性ポップス歌手が彼女のキーに合わせるのではなく、彼女が高音のキーで歌をけん引できること、そしてもうずいぶん前に獲得したセクシーでぞくっとする肉厚感が魅力の低音と、この番組やTBSの「UTAGE!」で極々直近に学び、獲得しつつある縦揺れのリズム感と口の中で声をためるポップな歌唱、そしてバンド演奏で要となる安定したベース奏者のごとく音楽をつくりあげる才能にあります。
 番組を通してJポップのアーティストたちとの出会いは何よりも島津亜矢の音楽的冒険心を刺激し、彼女の音楽の可能性を大きく広げる一方で、彼女彼たちとの別番組での共演や、ブレイクアーティストのウォッチャーからの誘いもふえてきました。わたしがお世話になっている島津亜矢の良質の掲示板「亜矢姫倶楽部」の投稿者の方に教えてもらったのですが、つい先日も井上芳雄のラジオ番組にゲスト出演したそうです。
 ちなみに、井上芳雄、石丸幹二、山崎育三郎、新妻聖子などのミュージカル俳優や、May J.、ジェジュンなど、歌唱力のある実力歌手たちがこの番組のコラボを成功させていて、最近の演歌歌手のポップス歌唱も彼女彼らに助けてもらっていると思います。もちろん、先ほども書きましたように、島津亜矢の場合は対等なコラボが望めるので、彼女彼らとしても思いがけない経験になっているのではないでしょうか。
 これからも島津亜矢はこの番組の要求に応えることで、ますますそのスキルをのばしていくことでしょう。
 ここまでくればあと一息、CM出演やドラマの主題歌に採用されてもおかしくないと思います。中島みゆき、松本隆、小椋佳や松尾潔など、島津亜矢に歌わせたい歌を作詞作曲・プロデュースできる音楽的冒険の担い手に今こそ楽曲提供を依頼してほしいと思うのです。

 久しぶりに10月13日の大阪新歌舞伎座のコンサートに行くことになりました。進化した島津亜矢のリアル体験をとても楽しみにしています。

170411 島津亞矢 - Bridge over troubled water (17.04.11.NHK うたコン)

島津亜矢 ★時には母のない子のように
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