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2011.06.11 Sat 島津亜矢は恋をしてるぞ

 昨日は奈良県橿原市まで、島津亜矢の追っかけをしました。今回で3回目ですがわたしが追っかけをするのは若い時の三上寛以来で、自分でも恥ずかしいやらおかしいやら、とにかく新大阪の職場から一時間半かけて橿原文化会館に着きました。
 最寄りの近鉄大和八木に着いたころには雨も本降りで、客足も悪そうに思えましたが、開演の時は約1200席の8割ほどになり、昼の部は満席だったようで、地道な活動だけど実力NO.1のお客を呼べる歌い手さんなんだなとあらためて実感しました。
 やはりお客さんの年齢層が高く、もっと若い人にファン層が広がったらいいのにと思いながら、鏡に映る自分の姿をみて、ぼくもほんとうになじんでるなと思いました。
 わたしは片方で、いま若い人の間で知る人ぞ知るモンパチ(モンゴル800)をとても気に入っているのですが、彼らのライブに行けば自分は今まで通りのロックコンサートでなじんでいると思っていましたが、島津亜矢のライブに来て反対にあちらじゃ浮いてるよねと思いました。

 さて舞台の方ですが、昨夜の島津亜矢は格別きれいで艶っぽく、「島津亜矢は恋をしてるぞ」と勝手に確信しました。まんざらはずれていないかもしれません。
 それほど、今までで一番、恋する女の切ない歌がよく似合っていました。
 そして、島津亜矢のファンならだれでも想う彼女の立ち姿、しぐさのひとつひとつが一段と美しく、わたしはここ2年ばかりのファン歴ですが、その間にもますます磨きがかかってきたように思いました。
 ただ、わたしにはPA(音響)が少し高音がきつく、音が割れそうに聴こえるのですが、八尾での時もそう感じましたので、PAの方も亜矢ちゃんチームなのかなと思いました。
 あれだけの高音を持つ彼女だからこそ、もう少しクリアな質感のある音にならないかなと思います。ただ、システムはロックも可能なライブ感のあふれるPAだと思いますが。
 ともあれ、彼女のステージは絶好調という感じで、透明でのびのある歌声とともに、身体をかがませ、ステージの空間にちりばめられた音のひとつひとつをいとおしくすくい上げるような歌声に、うっとりと聴きほれてしまいました。時は6月、ふりしきる雨に恋して紅花の花びらが黄色から赤く恥じらい染まるように、彼女の歌でわたしの心も、そしてこの日来られたお客さんの心も赤く切なく染まっていきました。
 演歌もさることながら、もともと演歌歌手が歌うポップスどころか、ポップス歌手も真っ青になる歌唱力で圧倒される「マイ・ウェイ」などのポップスも、今夜は特別に聴こえました。あふれるばかりの歌の泉に浸ることを特別に許されたような、あるいは芸術の女神・ミューズに歌うことを宿命づけられたような、ほんとうに必要とされる心に届けられる歌を歌える数少ない歌手のひとりであることを、昨夜の島津亜矢は証明してくれたのでした。

 ステージの構成は八尾で観たのと同じで、こんな風に各地の市民会館などのホールをコツコツ回っては歌い続けている島津亜矢を、それぞれの地でたくさんのお客さんが待っているのですね。八尾の時に、彼女の漫画が描かれたコンテナトラックが一台止まっていましたが、その少し前に大阪城ホールに来た長渕剛のトラックは6、7台もあったのと比べると、島津亜矢のチームはフットワーク軽く、少ない構成で精いっぱいのパフォーマンスを実現していて大好きです。
 バンドのひとたちもみんな、たった一人で舞台に立ち、熱唱する島津亜矢のことをとても大切に、そして愛していることが伝わってきます。わたしは豊能障害者労働センター主催のライブを数多く開いてきた関係でよくライブに行きましたが、どんなにボーカルがよくても演奏がよくなければ音楽は成り立たないことをさまざまな場面で観てきました。島津亜矢の場合で言えば、このバンドのひとたちはきっといろいろな音楽的体験をしてきたひとたちで、ボーカルバンドの枠の中でかなりいい演奏をしていると思いました。
 そして、なによりもわたしが感激するのは、島津亜矢が客席を回りながら歌う時です。
 客席を急ぎ足で回り、握手攻めにあいながらも歌がまったくぶれない彼女もさることながら、そんな彼女をガードするスタッフは、お客さんが客席を立とうとするのを止めながら、なんとほとんど立ち膝で走るように回っていくのです。最初八尾で観た時は小人症のひとなのかと思ったほどでした。これはかなりの体力を必要としますし、単なるお仕事ではなく、島津亜矢とこのチームと、そして彼女の歌を聴き、彼女と握手するのを楽しみにやってきたお客さんを愛してなければ、とてもじゃないができないことだと思うのです。毎年かなりの数のコンサートで各地をまわり、そのたびにこんな大変なことをいっしょうけんめいするスタッフたちに支えられている彼女はとても幸せだと思うとともに、それはきっと彼女の音楽的才能はもとより、なによりも彼女の人柄から来るもので、誰よりもまずスタッフのみなさんが島津亜矢を大好きで、島津亜矢のファンなのだと思います。
 
 コンサートの興奮がさめず、まだまだ書きたいことがあるのですが、今日はここまでにして、明日つづきを書こうと思います。
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  2. - 2011.06.11 08:21