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2016.10.06 Thu カレンダー「やさしいちきゅうものがたり」の販売にご協力いただけないでしょうか。

2017年カレンダー3月4月
カレンダー「やさしいちきゅうものがたり」2017年1月2月イラスト (C)松井しのぶ

障害者市民事業ネットワークオリジナルカレンダー「やさしいちきゅうものがたり」の販売にご協力いただけないでしょうか。

●永六輔さん、ほんとうにありがとうございました。
 7月7日、永六輔さんが亡くなられました。永六輔さんは1995年7月には豊能障害者労働センター主催の被災障害者支援のトークイベントに駆けつけてくださった他、この年に設立された被災障害者支援「ゆめ風基金」の初代呼びかけ人代表としてたくさんの方々に支援を呼びかけてくださり、亡くなられるまでゆめ風基金を支えてくださいました。
 永六輔さん、ほんとうにありがとうございました。ご冥福を心よりお祈りします。
「上を向いて歩こう」、「見上げてごらん夜の星を」など数々の名曲を作詞し、多彩な才能でわたしたちを笑わせ、時には叱咤し、生きる勇気を届けてくれた戦後の巨人といえる永六輔さんの死はあらためて「昭和の時代」の終わりを告げるものでした。
 そんな永六輔さんと1995年以降、被災障害者支援「ゆめ風基金」を通じて身近に接する機会に恵まれることになるとは思いもしませんでした。
 市井のひとびとの心情から生まれる生活文化を大切にし、権威を嫌い反骨精神を持ちつづけ、何者にもおもねず、自由が狭められることに断固たたかい続けた永六輔さんでした。
だからこそNPO元年と言われた1995年、被災地の障害者の救援に障害者自身が立ち上がったことに、ありったけの応援を注いでくださったのだと思います。

●吉田たろうさんのこと
  「ゆめ風基金」の設立にさかのぼること13年、1982年、障害者自身が事業を起こし、障害のある人もない人も共に生きる街をつくろうと豊能障害者労働センターが誕生しました。それまでほとんどの障害者は在宅か、授産施設に通っても月に1万円にも満たない工賃しか得られませんでした。福祉制度が大きく変わって久しい今でも、その実情は変わっていません。
 1980年代、高度経済成長の頂点からバブルへと向かう社会にいて、あたりまえに働くこともあたりまえに暮らすこともできない自分は何者なのか?
 どこにも自分の居場所がないと叫びを上げた当時17歳の脳性麻痺の青年を中心に、当初5人のスタッフが静かに活動を始めたのでした。
 それから34年、たくさんの市民の方々の応援のおかげで現在、障害者スタッフ37人をふくむ57人の大所帯となり、地域の5つのお店を障害者スタッフが運営し、事務所では通信販売、毎年恒例となった春の大バザー、点訳業務、障害者問題や危機管理などの勉強会や無農薬野菜の栽培など、幅広い活動をするまでになりました。

 1984年、わたしたちは後に大きな事業へと発展することになるカレンダーを制作するため、現被災障害者支援・NPO法人「ゆめ風基金」代表理事の牧口一二さんに相談しました。そこで出会ったのが牧口さんの友人のイラストレーター・吉田たろうさんでした。
 一般企業への就労を拒まれる障害者が自ら事業を起こし、カレンダー販売の収益で障害者の所得を作り出そうとする企てに吉田たろうさんは共感してくださいました。それは社会に必要ではない存在として排除されてきた障害者が時代の暗闇を突き破り、社会の担い手としてその存在を主張し、GDPでしか測らない一般経済の真ん中に「もうひとつの経済」をつくる社会的企業の先触れでした。
 吉田たろうさんが長年温めて来られた小さな妖精・モムのキャラクターを提供してくださり、カレンダー「季節のモムたち」が誕生しました。それから20年間、吉田たろうさんは並々ならぬ情熱でイラストを描きつづけてくださり、わたしたちもまた必死でカレンダーを販売してきました。

●松井しのぶさんとの出会い
 2003年秋、吉田たろうさんが急死しました。わたしたちは吉田たろうさんへの哀悼を胸に、後継にふさわしいイラストレーターをさがさなければなりませんでした。そしてとうとうそのひと、松井しのぶさんを発見したのでした。
 2004年5月、松井しのぶさんに長いお願いのメールを送りました。今までのこと、これからのこと、ほんとうに精一杯の気持ちをこめてお願いしました。信頼できる紹介者もいないわたしたちの突然のお願いにも関わらず、なんと数日で快諾の返事が来ました。
 こうして2006年、松井しのぶさんのイラストによる「やさしいちきゅうものがたり」が誕生し、今回ですでに12作を数えるまでになりました。

 カレンダー事業は貧困と魂と友情を資本にして、競い合うのではなく助け合い、たった一粒の涙もむだにしない「夢見る経済」のネットワークをつくりだす試みでもあります。
 今もほとんどの障害者が施設か親元にいる現状は変わらず、まわりを見渡せば1700兆円もの個人金融資産のある豊かな国の日本で、6人に1人の子どもが貧困で、毎年2万5000人が自らの命をたち、非正規雇用が4割にもなる格差社会が人と人を分断する過酷な現実があります。
 世界の現実に目を向ければ、カレンダーのどの1日からも悲鳴が聞こえてきます。世界の悲しい記念日はひとりひとりの死を悼む間もなく何千、何万、何百万と死者の数を数え、積み重ねてきました。
しかしながらその一方で、この世界に生きる60億の人々のだれかの誕生日でない日などないのかもしれません。さよならと悲しみを数えるカレンダーもあれば、いのちと出会いと愛を数えるカレンダーもまた、たしかにあるのだとわたしたちは信じています。
 松井しのぶさんのイラストの奥にある薄明るいすりガラスの世界、整理整頓できないまま心のタンスにしまいこんだ記憶、せつなくも愛おしい夢がたどり着く未来への予感、そして時には厳しい現実に打ちのめされた心に届くやわらかな光…。
 今年も松井しのぶさんの指先から生まれた希望のファンタジーを、豊能障害者労働センターをはじめ全国の障害者のグループがお届けします。


 つきましては、別紙資料をご一読いただきまして、障害者市民事業ネットワークオリジナルカレンダー「やさしいちきゅうものがたり」の販売にご協力いただきますよう、よろしくお願いします。
1.このカレンダーをご購入いただき、一年間ご利用いただけないでしょうか。価格は税込み1000円です。
2.毎年このカレンダーをご利用いただいている方にお願いです。お友だち、お知り合いにこのカレンダーをお勧めいただけないでしょうか。
3.ご友人のグループや職場などでご紹介いただき、共同購入をお願いできないでしょうか。50部以上の場合は特別協力会員価格でお届けします。
4.プレゼントされる場合、お届け先に郵送代行します。意匠ケース代50円。郵送料は無料です。

お申し込みは 豊能障害者労働センター 電話072-724-0324
積木屋・豊能障害者労働センターの通信販売
WEBからご注文できます。

恋する経済・カレンダーやさしいちきゅうものがたり
2017年カレンダーの全イラストをご覧いただけます。(C)松井しのぶ
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