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2013.01.27 Sun 島津亜矢・尼崎アルカイックホールのコンサート

 連日、島津亜矢の記事が続きますが、今日はアルカイックホールのコンサートについて書かせていただきます。

 この日はとても風が強く、寒い日でした。尼崎には息子夫婦が住んでいるのですが、彼らは時々来てくれるのですが、わたしたち夫婦は彼らが尼崎に住むようになって一度行ったきりで、あまりなじみがありません。
 能勢からですと能勢電鉄で阪急川西能勢口に、少し歩いてJR川西池田駅に行きます。JR川西池田駅から尼崎駅まで10分程度、そこから歩くことにしました。JR尼崎駅までは予定通りに行き、アルカイックホールまで歩こうとスマートフォンの地図をたよりに歩き始めたのですが、行けども行けどもナビのマークが進まず、よく見ると30分はかかるとのこと。開場時間には充分間に合いましたが、途中で道を間違えていないか心配でした。なにしろわたしの方向音痴は友人たちに有名ですので・・・。
 ようやくホールに着くと、まだ一時間近くも前なのにすでにお客さんがたくさんいらっしゃって、わたしも時々突風が吹き抜ける所で開場を待ちました。
 ホールの中に入ると一階の1200席あまりと、2階も100人ぐらいのお客さんが入り、満席でした。

 幕が上がると、いつものように島津亜矢がステージに立っていました。
 その清楚な姿を見ただけで涙が出てきました。実は体調を崩して18日、19日と公演を取り止めて静養後の復帰初日の昼の部で、わたしに限らず事情を知っているお客さんは「だいじょうぶ? がんばって、なんとか乗り切って」と心で声援しながら幕が開くのを待っていたのではないかと思います。
 ステージの構成はまだ昨年とほとんど同じでしたが、2部の最初に昨年の座長公演の後の名作歌謡劇場シリーズ新作「八重~会津の花一輪~」を歌いました。
 また、いつもは客席をまわり、お客さんと握手しながらのメロディーを今回はステージで熱唱し、歌をじっくりと聴きこむことができました。
 
 声の調子は絶好調時の7割ぐらいだったかも知れません。わたしはこれだけ不調な時の彼女を体験していなかったのですが、かえって島津亜矢という歌手の凄みを知り、感動しました。
 いろいろな歌手の歌を聴いていて、失礼なことを言いますが音をはずしたり声が出なかったりというのはしばしばあることで、好意的に聴いているものの失望することがよくあります。
 しかしながら、これだけ調子がよくない時ですら島津亜矢は音をはずすこともなく、また声量はいつものようにはありませんでしたが、低音も高音ものびやかで宝石のような声は健在でした。
 ファンの方のお一人が「プロだ」と言っておられましたが、わたしもまったく同感です。
 さらに言えば、声の調子がよくない時、あるいは年齢とともに声が出なくなることは島津亜矢でさえ避けがたい宿命だと思うのですが、彼女は奇妙なこぶしやリブラートなどでごまかすことをいっさいしない、まさにプロとしての覚悟と精進するひたむきさを持った稀有の歌手であることを、あらためて痛感したのでした。
 はじめての人が聴けば、声の調子が悪かったとは思わないで類まれな歌唱力と声量と、透き通る声が織り成す歌模様に満足されたにちがいありません。なまじっかちょっと知っている分、余計な詮索や心配をしてしまう自分自身のおろかしさを恥じながら、島津亜矢の歌をもっとすなおに楽しまなければと思いました。
 
 そのなかでも「ヨイトマケの唄」は声の調子に関係なく、最近の歌い方は昔のように声を張り上げるだけではなく、そのストーリー性を生かしたメリハリのある歌い方をしていますが、今回のコンサートでもすばらしい歌になっていました。
 この歌に限らず、「帰らんちゃよか」や「感謝状~母へのメッセージ」、「津軽のふるさと」など、自分の声の調子と折り合いをつけながらよりていねいに歌っていて、その点でもさすがプロだと感激しました。
 その極みが「俵星玄蕃」でした。病み上がりの2時間ほどのステージの最後にこの歌を歌うこと自体、そんなに無理をしなくてもと思いましたが、それをやりきるのが島津亜矢なんですね。歌うことを宿命付けられた演歌の申し子は、そんな妥協をゆるせないのでしょう。声が出なければ出ない中で、声量をコントロールしながらこの大作を歌い切った島津亜矢に、ここでもまた涙が出ました。
 この一週間ほどの事情や体調などについていっさい話さず、言い訳なしで粛々と歌い終わり、舞台の下手、上手、そして中央であいさつし、膝を折り、マイクを抱いて深々とお辞儀をする愛おしい姿を残してコンサートが無事に終わりました。
 島津亜矢のファンになってよかったと、あらためて思ったコンサートでした。
 夜の部ではもう少し声の調子も良くなり、翌日の富田林の時はもう回復していたようですから、ほんとうによかったです。
 次は大阪新歌舞伎座の座長公演の最終日に行く予定でチケットを買っています。名古屋の座長公演の経験が彼女にもたらしたものは計り知れず、今回の芝居そのものもそうですが、その後の彼女の大化けがとても楽しみです。

島津亜矢のブログです。
涙、涙です。2013.01.26
昨日は尼崎でコンサートでした。病気でおやすみさせていただいておりましたので、一週間ぶりくらいのお仕事(;_;)まだ少しの不安を抱えての舞台でしたが、お客様もたくさんおこしいただきまして本当にありがとうございました。なによりうちのファンの皆さんが、私を元気づけよう!頑張れ!頑張れ!大丈夫かな?もう少し!そんな想いが声援、拍手、道南夫婦船のときのアヨイショ(^O^☆♪の掛け声から、ひしひしと、伝わってきて(;_;)こみ上げてくるものを抑えるのが大変でした(;_;)本当に本当にありがとうございます(;_;)こんなに思っていただいて、私は本当に幸せです(;_;)今日は富田林。今日も精一杯の心で務めます!頑張ります!よろしくお願いします(^_−)−☆

島津亜矢「帰らんちゃよか」
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