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2013.01.26 Sat 「二人は最高!大阪Show time」

 昨日は島津亜矢DAYで、昼間は尼崎アルカイックホールのコンサート、夜はNHK総合・関西地区放送の「二人は最高!大阪Show time」で、島津亜矢と香西かおりの共演を観ました。
 コンサートの方は後からゆっくり書くことにして、NHKの番組で思ったことを先に書こうと思います。
 島津亜矢は別にして、香西かおりはわたしの好きな歌手のひとりです。わたしは歌を演歌とかJポップとか区別することがないのですが、香西かおりもまたいろいろなジャンルの歌を歌える歌手だと思ってきましたが、彼女の魅力はなんといっても、時々発するブロークン・ボイスにあると思います。どちらかといえばジャズやブルースに向いているのかも知れない独特の声で歌う彼女は演歌のジャンルにとどまらず、幅広い人気を得ています。
 島津亜矢とはまたちがうアプローチでいろいろなジャンルの歌を歌う彼女は、玉置浩二作曲の「無言坂」のようなヒット曲とも出会いました。
 観に行かれた方の報告で、会場の音響では香西かおりの声が通りにくかったと聞きましたが、番組ではそこは修正されていたのか気になりませんでした。

 さて番組の方ですが、香西かおりはしっとりとした女心を歌える歌手で、島津亜矢はパンチのきいた歌を歌える歌手とする演出に、島津亜矢が気の毒に思いました。
 もちろん、島津亜矢の原点が持ち前の声量を生かした男歌や元気な歌にあることはまちがいのないところとは思うのですが、それ以後の長い道のりの中でさまざまな領域に挑戦し、不断の努力で広げていった彼女の歌の可能性はそんなところにはなく、演歌の領域すら越えています。
 というより、演歌がどこかに忘れてきたのかもしれない「日本的なる歌のルーツ」を探しもとめながら、一方で島津亜矢は近い将来、「「I WILL ALWAYS LOVE YOU 」や「テネシーワルツ」、「スワニー」、「愛は限りなく」、「マイウェイ」などの洋楽のスタンダードにとどまらず、ワールドミュージックの誕生の地が日本の歌のルーツと出会う高みにまでわたしたちを連れて行ってくれるはずです。
 ですから、音楽番組の制作にたずさわるひとたちがみんなとは言わないまでも、歌唱力は別にして、いつまで声が大きいとかパンチがあるとか男歌が得意とかいうような先入観で島津亜矢をとらえ、またそれにそった演出をしてしまうことにがっかりするだけでなく、悲しくなってしまいます。
 昨年の松山の「BS日本のうた」で、水森かおりとのスペシャルステージでは二人の魅力が重なり、より素晴らしいものになりましたが、同じだけの時間を使いながら、とても残念な結果になりました。せめて、「函館山から」、「津軽のふるさと」などから一曲入っていれば、島津亜矢をあまり知らないひとへのプレゼントになったのではないかと悔やまれます。
 もっとも、島津亜矢は与えられた場所と時間で一生懸命に歌う人ですから、この日も前田憲雄のアレンジはけっこう難易度が髙かったように思うのですが、すばらしい歌を届けてくれたことはいうまでもありません。

 次回は尼崎のコンサートについて書いてみようと思います。

島津亜矢「海鳴りの詩」
最近のコンサートでは聴けないこともありますが、やはり名曲です。復活してほしい一曲です。
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