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2011.03.06 Sun はじめまして

 はじめまして。
 このブログは、障害のあるひともないひとも共に働き、共に運営を担い、給料を分け合いながら事業を進める大阪府箕面市の豊能障害者労働センターの活動を応援するために開きました。
 豊能障害者労働センターは地域では5つのリサイクルショップと食堂、福祉ショップを運営し、年に数回のバザー、点字翻訳、そして全国に20000部販売するカレンダー、障害者の描くイラストを中心に製作するTシャツ、雑貨などの通信販売事業をしています。 
 成長神話がくずれて久しい日本社会で同じ時を生きるさまざまな個性を持ったひとびとが助け合い、共に暮す希望の道を探せたらうれしいです。
 
 一般の会社に雇用されない障害者の「働く場」はどちらかといえば「デイサービス」の要素が高く、障害者の所得はほとんど保障されていません。
 福祉制度や雇用制度の変遷を経た今も、ほとんどの障害者は働くことで収入を得ることもできず、個人給付の年金だけで暮らしていくこともかなわず、高齢化する親元で将来の不安をかかえながら心を縮ませて暮らしているのが現実だと思います。
 そこでわたしたちは、一般の会社が雇用しない障害者自らが経営に参加し、事業をつくりだそうと考えたのでした。

 障害者が保護され指導される福祉サービスの対象でもなく、また一方で一般の会社とはちがい、障害者が労働者であるだけでなく経営者でもあることと、一見だけでは障害者の人数が多く、福祉作業所と見分けがつかないことから、豊能障害者労働センターの活動は福祉制度からも雇用制度からも異端とされてきました。
 しかしながら昨今、社会のさまざまな課題を解決するために事業をする社会的起業、ソーシャルビジネスが注目されつつあり、わたしたちの活動もその中の大切なひとつとして花開くことを夢見ています。

 たしかに高度成長の時代からグローバルな現代まで、わたしたちは時代に取り残されまいと必死にしがみついてきました。
 しかしながら時代が経済が政治がスピードを求めれば求めるほど、時には激しい叫びとして、時には切ない歌として、時にはゆるやかな風として、時には立ち止まる夢として、だれかに手を差し伸べたり、だれかの力を借りたりできることこそ豊かなことなのだと、わたしたちは気づきはじめています。
 たとえばわたしたちのリサイクル事業は品物を提供してくれるひとの気持ちとわたしたちの気持ちと、品物を買ってくれるひとの気持ちがつながることで成り立っています。
 その小さな市場(いちば)を流れるお金は、グローバルな市場から迷い込んだとたん、「にんげん」の顔を持ったお金として、ひとびとの願いや希望の歌となるのだとおもいます。
 そんな市場(いちば)をつくりだすことがわたしたちのソーシャルビジネス、「恋する経済」なのです。

 国内でも世界でも、一部の「勝ち組」と多くの「負け組」に別れていく経済ではなく、ひととひとが助け合うために商品やサービスを提供、利用する仕組みをつくりだせないのでしょうか。
 ひとからひとへ、手のぬくもりとつながる心を届けあう「顔の見える経済」をつくりだせないのでしょうか。
 一秒単位でお金を動かすグローバルよりも、時と場所が変わっても、ひとつの空をみつめる人々とどうつながっていくのかを考え、小さな実行が積み重なるグローバルな仕組みをつくりだせないのでしょうか。
 GDPでは測れない、夢や生きがいやしあわせを測る経済指標を持つことは見果てぬ夢なのでしょうか。
 もしそれが見果てぬ夢ならば、人間の歴史はその夢によってこそつくられてきたのだと、わたしたちは思うのです。
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2013.08.24 Sat 01:29

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2013.08.25 Sun 19:26

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