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2017.04.19 Wed 能勢町議会議員選挙はじまる!大平きよえ「能勢を未来する、里山井戸端会議」

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 豊能郡能勢町の町議会議員選挙が始まりました。昨日18日の告示から23日の投票日まで、ふだんは静かな能勢町も街宣車でにぎわっています。
 わたしは4年前は引っ越してきたばかりで彼女の選挙にはかかわらなかったのですが、それから後、すでに決まっていた学校の統廃合計画を思い直してくれたらという思いをブログに書いたところ、妻にすすめられてその文書の体裁を変えた要請文を能勢町の全議員に送りました。もともと返事を期待などしていなかったのですが、大平さんはそれにこたえてくれました。
 その後、この問題を主に財政面で問題を指摘した請願をもとに町議会が開かれた時、共産党の中西議員と大平さんの二人だけが意見を述べ、あとの議員は意見も何も言わず問答無用と玄関払いをしました。
 その時に大平さんの意見は、わたしが出した要請文書で書いた「統合することで競争ができ、学力向上が図れる」とする教育が、はたして21世紀をになうこどもたちの未来を明るくすることなのか」というものでした。こどもの未来を今の大人の社会の価値観で決めてしまうことへの逡巡を持ち、思いまどう中から施策を決定する勇気が、教育行政にもそれを策定する議会にも求められているとわたしは思います。
 それ以後、わたしは大平さんという議員が能勢町にいることがとても大切なことと思うようになり、彼女がもっとさまざまな問題に「思いまどう」ために、いろいろな情報を届けるようになりました。今年2年目を迎える「ピースマーケット・のせ」の実行委員に誘ったのもそんな思いからでした。
 当初、「いろんなフリーマーケットがあるけれど、ただ買い物するだけで終わり、思いを語り、つながっていかない」と批判的でしたが、5時間も話した末に、「買い物かごの中にも民主主義も自由も希望も夢もつまっている」と意気投合しました。
 そして、バザーが開かれるには平和でなければならない。そして、バザーにさまざまなひとびとが集うことが、平和をつくる遠くて近い道なのだと…。

 今回、わたしはリーフレットづくりに参加させてもらいましたが、そこでも作成を急がなければならない中で、「女性の視点を町行政に!」というところで、深夜に及ぶ議論をしました。彼女は議員になる前の三年間、男女共同参画を推進する「クレオ大阪東」の館長もされていたのですが、国や行政のいう男女共同参画が、長年能勢町の農業を支え、守ってきたひとびとの実感に届かないと言いました。もちろん能勢町だけではなく日本社会全体がまったく男女共同とは程遠く、わざわざ「女性がかがやく」と言わなければならない惨状なのですが…。
 わたしもまた国政でも自治体行政でも「女性の視点を行政に!」と声高に言われることに少し抵抗がありました。それはもちろん、わたしが(異性愛の)男であることと無縁ではないのかも知れませんが、「女性の視点」といった段階ですでに「男性社会」の支配を許し、男性社会が認める範囲でしか女性の視点を受け入れないということのように思えたのです。
 一夜明けた翌日、公約ともいえるマニフェストに彼女は次のように書いてきました。わたしはこの文章を読み、理論よりもはるかに現実的で、実際に社会を変えていくプロセスを見据えたものと共感しました。
 それが次の文章です。

「女性の視点が行政に!」
長い歳月をかけてつくりあげられてきた「男性社会」の仕組みでは、視点に偏りがありました。上下関係が大事、実力や能力を重視、効率の良さ等が物事の基準となっていました。その結果、幼な子や高齢者、ハンディキャップを持った人たちが取り残されることも少なくありませんでした。こうした人たちが置き去りにされない社会にするには、「男性社会」に女性たちの視点を交錯させる「複眼」の社会こそ望まれます。
広範多岐な町の課題にしなやかに豊かに女性の視点を生かしていきます。

 この文章はわかりやすいですが、とても深い文章だと思います。「男性社会」自体をつくってきた人間社会そのものへの変革は、女性だけではなく、「幼な子や高齢者、ハンディキャップを持った人たちが取り残されない社会」への変革で、それはかつて「人権」というお題目からしか始められなかった「人権運動」へのわたし自身の反省をこめて、「女性の視点」から始める前にさまざまな人間の視点から始めようという大平さんの意志を素晴らしいと感じました。その意志はまた能勢町民のみならず、世界のひとびとに向けた意志なのだと思います。
 そして、地域のさまざま課題をさまざまな住民と話し合い、語り合い、問題を分ちあい、その切ない思いや願いを議会に届ける「能勢を未来する、里山井戸端会議」を開くことを決心し、約束する大平さんを応援します。oohira1.jpg


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