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2018.12.22 Sat 「平和は訪れたのか?イスラム国(IS)後のイラク、シリアの人びと・玉本英子さんの取材映像報告」

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そして、新しい一年が
銃弾が飛び交う窓から空を見上げるこどもたちにも
焚き火の音がひびく広場から星をかぞえるこどもたちにも
しあわせな年でありますように
世界中のありったけの愛をかき集め
涙をながし手をつなぎ、歌おう
ぼくたちのクリスマスソング

 12月15日の「平和は訪れたのか?イスラム国(IS)後のイラク、シリアの人びと・玉本英子さんの取材映像報告」は60人の方々に参加していただきました。能勢町民をはじめ、近隣の町からも来ていただきました。
 玉本さんは中東の紛争地を長年取材し、家族や友人、恋人のいのちまでも奪われる理不尽な暴力にさらされる人びとに寄り添い、講演やメディアを通してその過酷な現実を一人でも多くの人に知らせる一方、理不尽な暴力と悲しみと怒りの連鎖を断ち切るために国際社会とわたしたちに何ができるのか、問いかけて来られました。
 今回の報告ではISの支配の下での公開処刑や性暴力などの虐待の事実を映像と共に話されました。くわしくは豊能町のTさんのブログをご覧いただければ幸いです。
 テレビなどの情報にとどまってしまいがちな遠い地域の悲惨な現実が、玉本さんのお話によって身近な問題なのだと実感できました。それはわたしたちの社会でそんな昔でもない時代に現実に引き起こされた暴力であり、これから起らないと言い切れない現実なのだと思いました。そして、がれきに囲まれたこどもたちのひとみに映る青空と同じ青空をわたしたちが見ていることの残酷さの一方で、玉本さんを通してわたしたちとその子どもたちがつながっていけることもまた、教えてもらいました。
 ひとは昔、峠の向こうで起こっていることを瞽女や門付け、琵琶法師、旅芸人、薬売りなどから知ったと言います。玉本さんのお話を聞きながら、わたしはジャーナリズムもまたその一つで、肉声で語り伝えられてきたものがある時、より多くの人に一斉に伝えるためにラジオやテレビが発達し、マスメディアになったのでしょう。
 今や情報の洪水にのまれ、ほんとうに大切な情報を知ることが困難な時代だからこそ、玉本さんをはじめとするフリージャーナリストの存在がどれだけ大切かを身に染みて感じた報告会でした。
 玉本さんをはしめ、この報告会のために多くの時間を費やし、応援してくださったみなさんに感謝します。

豊能けんぽうcafe・ブログ

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2018.12.06 Thu ドラマ「相棒」とフリージャーナリスト


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「あなたのいう国益とはいったい誰のための益でしょう。一部の官僚や為政者がこのような親子から奪い取った利益を、国益とはいえません。ジャーナリストの核にあるのは、ふつうの人々に対する信頼です。この苦しみを知ればほっておけないはず、この理不尽をしれば怒りを感じるはず、その想いが世の中を変えていく、そう信じるからこそ、彼らは銃弾の飛び交う戦地にも立って報道をつづけているんです。そして、桂木りょうさんもまたこの国の前線に立っていました。ふつうに生きている人々のために、この国の巨大な権力を敵に回して、たたかいました!!」
 この長いセリフは2014年元旦、テレビ朝日の「相棒 元日スペシャル ボアー」で杉下右京が犯人の公安幹部に向かっていうセリフです。
 最近はやや違ってきましたが毎年、正月に放送される「相棒」スペシャルでは、国家や為政者、警察権力の犯罪をあばくストーリーが多く、反感を感じる人たちもいます。
 しかしながら、わたしは反対に、毎回その時々の社会問題を積極的に取り上げ、それを娯楽大作としてプロデュースするこの番組に共感してきました。
 この時は特定秘密保護法を背景にしていることはあきらかで、シングルマザーの貧困問題とそれにからんだ国家の犯罪を暴こうとするジャーナリストとそれを封殺、隠ぺいする警察権力との攻防を娯楽作品にまとめながら、サイレントマジョリティのひとりであるわたしにとてもたいせつなメッセージを届けてくれたと思います。
 「知る権利」がある前に、困難とあらがう当事者をはじめとするふつうのひとびと、そして時には銃弾の飛び交う戦地に立ってでも「こんな理不尽なことがあることを知らせたい」と必死に願うジャーナリストたちが届けてくれる情報に、どれだけの切なさといとおしさとささやかな幸せを願う心が詰まっているのかを教えてくれるドラマでした。
 今回、15年以上もイラク、シリアの紛争地の取材を続けて来られた玉本英子さんのお話から、紛争地に生きるひとびとの暮らしと過酷な現実、そしてささやかな幸せと平和を願うひとびとの心に触れることで、ここ数年で「戦争をしてもいい国」に急速に舵を切りつづけるわたしたちの国の在り方を考え直す機会にしたいと思います。

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2018.12.06 Thu 平和は訪れたのか?「イスラム国」後のイラク、シリアの人びと アジアプレス記者・玉本英子さんのお話とアラブ料理を囲んで

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平和は訪れたのか?「イスラム国」後のイラク、シリアの人びと
アジアプレス記者・玉本英子さんのお話とアラブ料理を囲んで

 わたしたち、憲法カフェ・能勢は地域の活動にこだわりながら、一方で世界の紛争地域で明日自分のいのちがあるかもわからず、心を縮ませているこどもたちや大人たちの厳しい現実にも想いをはせてきました。
遠く離れたところでおびただしい血が流され、犠牲になったひとびとのかけがえのない未来が奪われる理不尽な現実は別の世界のできごとではなく、平和で安心して暮らせるわたしたちの社会で毎年2万人を越えるひとびとが自ら命を絶つ現実と、深いところでつながっていると思います。
 いつ終わるとも知れない内戦、テロと、周辺諸国をはじめとする諸国家の軍事行動による覇権争いの犠牲になる紛争地の何十万、何百万のひとびとの絶望と、他者に無関心ですべてを自己責任とする非寛容な社会のただ中で、「助けて!」と叫ぶ悲鳴を誰にも受け入れられないわたしたちの社会の絶望とは、まるで合わせ鏡のようにつながっていると思うのです。刻々と伝えられる絶望的な状況に心を痛めながら、何ができるのかを問いつづけ、ささやかな希望をつくり出す勇気をわたしたち自身に求められているのだと痛感します。
 そんな思いを形にする一歩として、紛争地のひとびとの現実と生の声を聞き、ひとりでも多くの方々とわかちあいたいと願い、フリージャーナリストの玉本英子さんのお話を聞く会を企画しました。
 玉本さんは2001年のクルドゲリラ取材をきっかけにイラク国内での取材を開始し、シリア、レバノン、ミャンマーなどの現地の情報をテレビの報道番組や新聞連載、ネット記事、講演会などを通して伝える活動をされています。また1999年にタリバンに公開処刑されたアフガニスタン女性を追ったドキュメンタリー映画「ザルミーナ」の監督をされました。
 玉本さんは直近まで紛争地の取材に行かれ、帰国後すぐの最新情報をお話しいただきます。
先日3年4ヵ月に渡って武装勢力に拘束されていた安田純平さんが解放され、「自己責任」をはじめ心無い言葉の暴力がご本人をはじめご家族、そしてフリージャーナリストのみなさんを傷つけています。
 わたしたちは紛争に巻き込まれているひとびとのささやかな幸せと平和を願い、理不尽な事実を世界中の人に伝えようと必死に取材される彼女・彼たちによる報道が紛争地のひとびとのいのちを救い、悲惨な状況から希望をつくり出す大切な力になってきたと確信しています。そして、わたしたちもまたそれらの報道によってひとびとの悲しみや絶望、希望に思いをはせ、遠く離れていてもつながることができるのだと思います。当日はフリージャーナリストとしての玉本英子さんの想いも聞かせていただけると思います。
 また、お話の後でパレスチナ連帯運動の「オリーブの会」のご協力でアラブ料理を囲んだ交流会も設けています。
 お近くの方でお時間がございましたら、この催しにご参加いただきますよう、お願いします。

日時 2018年12月15日(土)
場所 能勢町淨るりシアター
13:30~15:30 玉本英子さんのお話と質疑応答 小ホール
     運営協力費800円(学生・障がい者は半額 介助者無料)
15:40~18:40 アラブ料理を囲んで交流会   
            調理室 運営協力費500円
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2018.12.04 Tue 辺野古に土砂を投入することは戦後曲がりなりにも信じてきた民主主義を捨ててしまうこと

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【報ステ】辺野古移設 土砂の積み込み作業開始(18/12/03)

 安倍政権は12月14日に辺野古に土砂投入に踏み切るそうです。
 辺野古基地建設の是非を問う県知事選挙で玉城デニー氏が過去最高の得票数で当選し、沖縄の人々がさまざまな逡巡の中で基地建設NOを意思表明したにもかかわらず、「沖縄県民の心に寄り添う」と言った安倍首相と政権は、年内に何が何でも辺野古建設へと強引に突き進んでいます。「心に寄り添う」というのは、安倍首相の心に県民を従わせるということなのでしょう。
 新聞報道によると、防衛省の調査で辺野古基地完成には13年、費用も計画の2400億円の10倍になると言います。普天間基地の危険性を早急に取り除くことが目的というのならば、普天間基地の撤退にむけてアメリカと交渉すべきだと思います。
わたしはアメリカの望むまま大量の武器を購入することには反対ですが、百歩譲ってトランプ氏にそのことを感謝されるならば、それをカードに沖縄の人びとの民意を受けて普天間基地の撤退と辺野古基地建設中止を要求するのが民主主義国家のせめてものまっとうな外交ではないでしょうか。
 辺野古に土砂を投入することは、沖縄の人びとの心を踏みにじるだけではなく、わたしたちの戦後日本社会が曲がりなりにも信じてきた民主主義を捨ててしまうことなのだと思います。
 沖縄の人びとにいつも突き付けられるのは、「どんな意思表明をしても、国は無視するだけで、沖縄には民主主義が通用しない。それならば国の言う通りにすればお金もくれる」というパワーハラスメントでは片づけられない脅迫で、それはそのまま日本に住むわたしたちに「民主主義を捨ててお上の言うとおりしなさい」という、安倍政権をささえ、明治政府の復権をたくらむ超保守主義者たちの陰謀なのだと思います。
 その強大な力に抗う手立てがあるのかと絶望的にもなりますが、現地でたたかう人たちとその背後にわたしたちもふくめて国内外に点在する何億何十億の人びとともに、決してあきらめずささやかな希望を育て、小さな声を積み重ねていくことしかないのでしょう。
 そして、辺野古基地が完成するとされる13年後に、現政権とそれをささえるひとたちがどんな国家をつくろうとしていたのかを厳しく検証することになるでしょう。

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2018.10.04 Thu 願いが込められた言葉が兵器よりも震える心を安心させることを、祈りがあふれる言葉が嫉妬やヘイトにまみれた言葉よりも遠く、ひとびとの心に届くことを教えてくれた選挙でした。

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 9月30日投開票された沖縄県知事選挙は、翁長雄志知事の遺志を継ぎ、辺野古基地反対を掲げた玉城デニー前衆院議員が知事選で過去最多となる39万6632票を獲得し、初当選しました。安倍政権が全面支援した佐喜真淳前宜野湾市長(自民、公明、維新、希望推薦)に8万174票差をつける圧勝でした。「オール沖縄」県政を継承するとともに、前回知事選から2回連続で辺野古新基地反対の圧倒的な民意が示される歴史的勝利となりました。

玉城氏は選挙戦で歴史に残る演説をしました。(要旨編集。文責はわたしです。)

 私は実はアメリカ人の父親を持ち、ウチナーンチュの母親を持っている。おっかあから「ツーヌイベイユヌタケネランドート」、人はみんな違っていいんだよと教えられた幼い頃から、差別をする区別をするということが私の気持ちの中に芽生えませんでした。
私と同じような生まれの2つの国、3つの国をルーツに持つ子供達もいっぱいいたと思います。しかし沖縄という社会はそういう生まれの私達であっても寛容性を持ってその可能性を見つめてくれました、見守ってくれました。
 それが私はこれから未来にもう一度見つめ直す沖縄の政治の原点でありたいというふうに思います。
 翁長雄志知事はイデオロギーよりアイデンティティといいました。私たちは沖縄のためなら、沖縄の将来のことなら、沖縄の子供達のためなら、思想信条乗り越えて、右も左も関係ない、富める人も貧しい人も関係ない、みんなで一つになって大きな力を発揮することができる。これが翁長雄志知事が残してくれた未来への確かな遺言だと思います
 私は生まれ持ったその私の信念として、翁長雄志知事の理念を全うして貫いてまいります。様々な沖縄の生きとしいける人達が誰一人取り残されない、そういう政治を、翁長雄志知事の理念をしっかり引き継いで玉城デニーは実行してまいりたい!
 誰一人として取り残さない、みんなが輝く、みんなが空を見上げて、青空の中のまぶしい太陽に眼を細める。そして時には雨が降ってくることを喜び、ああこれでウリーグワアが降りたねえ、農作物もこれで順調に育つよ。いかなる場面であってもみんながその喜びを分かち合う、そういう政治を私はこれからしっかり実行していきたい、そして今日お集まりの皆さんと改めて約束をしたいと思います。
 私たちが安らかに生活をすること、安心して仕事を励み、そして子供たちと晩御飯を囲み、おしゃべりをし、明日また元気で笑顔で頑張ろうねという、その生活、生業を立てるためには平和でなければならないということです!!!!
 翁長雄志知事は平和と経済を両立させるこのことをしっかりおっしゃっていました。
 想像してみてください。毎日が紛争やテロで追われている国の皆さんのことを、その日の自分たちの命を守るために追われ、子供たちを守るために追われ、明日の自分の身の上すらわからない。
 しかし私たちは少なくとも、今日お互いのこの喜びを分かち合い、明日また頑張ろうねというこの平和の基盤にいる、しかしそのことに決して甘んじたり軽んじてはいけない、だからこそ平和であることを希求する追い求める。その行動その理念は決してやめてはいけない!立ち止まってはいけない!
 辺野古の新基地建設はその理念と真っ向相反するものです!
 辺野古に新しい基地は絶対に作らせない。そのことを改めて約束しましょう!
 普天間第二小学校の子供達、飛んでくるヘリの真上なのか、それとも飛んでこないのか、それを判断してシェルターに逃げるか逃げないかを判断しなさいと言っています。こんな小学校が世界のどこにあるんですか?
 普天間は閉鎖返還です。戦争で奪われた土地は沖縄県民に返すべきです。
 私たちは今回のこの県知事選挙で改めて誓いましょう。
この選挙で、玉城デニーとともに、日本政府から、アメリカから、沖縄を取り戻す!
ウチナーンチュの手に取り戻す。青空を子どもたちのために取り戻す。
そのことをしっかり誓いましょう
 平和あっての経済、そして経済あっての発展、さらには多くの皆さんにその喜びを分かち合うために、私、玉城デニーは先頭に立ってがんばります。

 この選挙は沖縄県の知事を選ぶ選挙ではありましたが、危機に瀕しているといわざるを得ない日本の民主主義の未来を占う選挙とも言われ、全国の人々がその結果を見つめていました。わたしもそのうちの一人でした。
 もちろん、沖縄の地方選挙が国政の代理選挙になってしまうことに拒否反応を示す人はたくさんいましたし、沖縄の人々の思いに応えることをしない国に怒りを覚える一方で、国に逆らっても結局は基地がつくられてしまうのなら「素直に」受け入れ、見返りの振興策のもとで経済を良くしてもらう方がいいという思いや、辺野古基地問題に「疲れた」という心情も渦まく中での選挙だったと思います。
 わたしは基地建設を阻止するために、まさしくいのちをかけてたたかっているひとたちと、そのたたかいに連帯するために辺野古に何度も足を運びつづけるひとたちに敬意を表しながらも、自分がそのたたかいにコミットしていないことを申し訳なく思っています。
 そして自分の一票が意味を持つのか持たないのかを思いまどう沖縄のひとたちから所詮は他人事じゃないかと叱られてもなお、基地のない沖縄、基地を必要としない日本をめざす道を進もうとする玉城デニー氏の当選を願っていました。
選挙ではつきもののネガティブキャンペーンがとくにすさまじいものであったことや、佐喜真候補の応援に菅義偉官房長官や小泉進次郎氏ら政府・与党幹部が続々と沖縄に入り、おりしも台風24号が沖縄を直撃し、玉城デニー氏には不利に働くのではないかと心配しましたが、そんな心配も吹き飛ぶ圧勝といってもいい結果となり、安倍政権が強引に推し進めてきた辺野古基地建設に、沖縄の人々がはっきりNOと意思表示したのでした。
 と同時に、沖縄のひとびとが下した選択は、残り3年の任期の間に安倍政権が総仕上げとして強引に進めようとしている改憲をふくめ、国の未来を決める政策を見直すきっかけになると思います。
 一触即発の緊張が高まった昨年の情勢がうそのように、平昌オリンピックを機に南北対話による朝鮮半島の緊張緩和は一気に米朝会談にまで発展しました。日本政府やマスコミ、世論の一部が「北朝鮮の策略にはまるな」とか「北朝鮮への制裁を緩めるな、圧力をかけろ」とか口走っている間に、融和の力は一足飛びにひろがりました。
 韓国にしても北朝鮮にしても、武力行使によってたくさんの同胞が犠牲になることを避けるためには、話し合いによる解決を目指す以外にありえないことを身に染みているのでしょう、長い間武力による抑止を唱えるのが現実的といわれてきましたが、話し合いによる平和的な解決こそが現実的であることを今回の南北対話は教えてくれました。
 そして、北朝鮮の非核化が朝鮮半島全体の非核化へすすむとすれば、戦後70年以上朝鮮半島を前線とするアメリカの軍事力を頼って「平和と繁栄」を享受してきた日本は、沖縄のみならず日本列島全体がアメリカの対中国との緊張の最前線となり、「基地化」する危険があります。それを恐れて、日本政府の本音は南北朝鮮が適当な緊張関係にあって在韓米軍の駐留がつづくことを密やかに願っているのかも知れないと思ってしまいます。
 そして沖縄の基地の問題は沖縄だけの問題ではなく日本全体の問題であり、また朝鮮半島だけでなく沖縄を踏み台にして戦後民主主義が成り立っていたことを鋭く指摘しています。
玉城デニー氏が言うように、日々をつつましく生きるわたしたちとわたしたちの子どもたちが平和に安心して暮らせる地域・国をつくるのに基地は必要ないだけでなく、中国もふくむ東アジアの平和を壊す危険なものでしかないのです。
 今回の沖縄知事選挙は、「戦後」の「平和と繁栄」のいけにえにされてきた沖縄のひとびとが、「戦後」という前置きのない日本の真の民主主義を取り返すための大きな一歩を踏み出してくれたことを意味していて、その一歩の後につづく長い道を進む勇気をわたしたちに与えてくれました。

もう一度、玉城デニー氏の演説に立ち戻りたいと思います。
日本政府から、アメリカから、沖縄を取り戻す!
ウチナーンチュの手に取り戻す。
青空を子どもたちのために取り戻す。
そのことをしっかり誓いましょう
平和あっての経済、そして経済あっての発展、さらには多くの皆さんにその喜びを分かち合うために、私、玉城デニーは先頭に立ってがんばります。

 願いが込められた言葉が兵器よりも震える心を安心させることを、祈りがあふれる言葉が嫉妬やヘイトにまみれた言葉よりも遠く、ひとびとの心に届くことを教えてくれた選挙でした。

玉城デニー氏当選インタビュー

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